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福井)世界最大級、越前和紙漉き 井上雄彦さんら挑戦

越前市の五箇(ごか)地区で23、24両日、世界最大級の越前和紙(3・3メートル×10・6メートル)が手漉(す)きでつくられた。職人とならんで、大阪芸術大(大阪府河南町)の学生や人気漫画家の井上雄彦さん(47)が挑み、計2枚を見事に漉きあげた。

 企画は、高校バスケットボールを描いた「SLAM(スラム) DUNK(ダンク)」などでしられる井上さん側が、上山製紙所に協力をお願いして実現した。23日は井上さんと職人ら約20人、24日は上山製紙所社長の柳瀬彦左衛門さん(70)が非常勤講師を務める大阪芸大の学生も合流して約30人が参加した。

 手漉きは、昔から伝わる越前の紙漉き唄ではじまった。「五箇で生まれて紙漉き習うて」。まず職人が高らかに響かせた仕事唄で元気をたくわえた後、「いち、にの、よいしょ」のかけ声とともに、水と原料の楮(こうぞ)をいれた巨大漉槽(すきふね)から、やはり巨大な簀桁(すげた)を上げ下げして和紙を漉きあげた。