サッカースパイク

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修理の被災ピアノ、刻んだ復興への旋律 岩手・釜石

東日本大震災津波で壊れた岩手県釜石市立唐丹小学校のグランドピアノが1日、宮城県での修理を終えて約1年半ぶりに地元に戻り、造成中の防潮堤で演奏された。澄んだ音色が更地のままの学校や住宅の跡地、漁港に響き渡った。

 被災した学校のピアノで校歌を記録する活動を続けるグループが企画した。ピアノは震災1年半後、地元の人らの協力で、解体前の体育館から運び出された。修理に協力したのは、宮城県石巻市で同じく被災した楽器店だった。防潮堤での演奏は県の許可で実現した。

 高さ14・5メートルとなる防潮堤は現在、約11メートルまで土が盛られている。その上に置かれたピアノで、東北大学ピアノサークルの学生7人が、自ら選んだショパンの曲などを次々と弾いた。